こんな症状・悩みの方に

これから子どもが欲しい、妊娠したけれど薬を飲んでいるので心配…

心配

妊娠や授乳への薬の影響は誰もが心配するところですが、すべての薬がお腹の赤ちゃんや授乳に対して悪い影響があるわけではありません。これまで飲んでいた薬を安易に止めてしまうことで元々の病気が悪くなってしまうこともあります。また、妊娠の時期によって同じ薬でも安全性が変わります。
メリット・デメリットを正しく理解して妊娠・育児の期間も正しく薬を飲むことが大切です。

学校に行こうとするが起きられない、朝になると具合が悪くなる…

心配

朝起きられない、登校しようとするとお腹が痛くなる、学校に行っても教室に入れない、などの問題で困っているお子さんは沢山います。身体の検査をしても特に異常はなく“ストレスですね”と言われてしまったら、さあ、それからどうしたら良いでしょう。子どもも大人も同じで、学校に行けなかったり行きたくなかったりするのには、必ずそれなりの“理由”があります。ただ単に様子を見ているだけでも、登校を促すだけでもうまくいきません。“どうして学校に行けないのか”“学校に行けるためには何が問題でどうしたらよいのか”について一緒に解決策を考えていくことが大切です。

授業中・仕事中に落ち着きがない、だらしがない、忘れ物やなくし物が多い…

心配

注意欠如多動性障害(ADHD)という病気があります。これは生活習慣や親のしつけの問題ではなく、生まれついての“脳の仕組み”によるものです。むやみやたらに叱ったり厳しくしても行動は改善しません。診断がつけば薬物治療が有効なことがあります。更には、一人一人の状態にあった“うまくできるためのやり方”を身につけることが大事になります。
この疾患は社会的にも広く認知されるようになり、医療機関で診断がついているとセンター試験の時に別室受験が出来たり試験時間が延長される、などの“メリット”も受けられるようになりました。

職場でのストレスで仕事にいくのが辛い…

心配

会社に入ったけれどなかなか仕事が覚えられず上司から叱られてばかりいる、仕事で行き詰まってしまい夜眠れない、社内で異動になったが同僚とうまくいかずに人付き合いが億劫になった、職場の“お局様”からのパワハラまがいの言動が続き気分がふさぐ、など、職場のストレスも様々です。
当然ですが、原因によって解決法も一人一人異なります。職場の上司も交えて環境調整を図る、一時的に薬を飲む、自分の対人関係について見直しストレス対処の方法を身につける、これらを組み合わせて治療する、など、その人の状態に合った“オーダーメード”な解決法を考えることが大切です。

体調がよくないが体の検査をしても異常がないと言われる…

心配

“病は気から”という言葉があるように、体の調子と心の調子は切っても切れない関係があります。

“頭痛の種”“胸がしめつけられる思い”“足がすくむ”といった言い回しも、心の動きが体の状態と結びついていることを表しています。特に、我慢づよい人は自分でも気づかないうちにストレスがたまりそれが身体症状となることがあります。体の検査や診察を受けてもどこも悪くないと言われるが症状が取れない、といった場合、専門医と一緒に精神的な原因をチェックしてみることが大切です。

身体の病気もあって沢山薬を飲んでいるけれど精神科の薬も飲んで大丈夫?…

心配

降圧剤やコレステロールの薬などいわゆる“成人病”の薬、糖尿病の治療薬、花粉症の薬、抗がん剤、腰痛の痛み止めなど、身体の病気の治療薬を飲んでいる方は沢山います。何カ所もの病院にかかって知らないうちに同じような薬が出ていたり、自分でもわからなくなってしまったりすることもあるでしょう。
“病は気から”と言うように、体調と心の状態は深く関係しています。痛みが強ければ当然気分的にもゆううつになります。その時は抗うつ剤を使うよりも先に、痛みのコントロールを十分にするべきです。また、身体の治療の薬の副作用として眠れなくなったり気分がふさぐなどの精神症状が出ることもあります。身体は身体、心は心でバラバラに治療するのではなく、全体的な心や体のバランスを考えて治療を行うことが大切です。

睡眠剤や安定剤は癖になって止められなくなるのではないか心配…

心配

睡眠剤は、化学構造や作用時間の違いによって分類されます。現在、ベンゾジアゼピン系と呼ばれる化学構造の薬が睡眠剤の大部分を占めており、これらの薬には習慣性・依存性があります。ベンゾジアゼピン系の薬の中でも作用時間が短い薬の方が癖になりやすい、などの特徴があります。
安定剤(抗不安剤)もほとんどがベンゾジアゼピン系の薬なので基本的には睡眠剤と同じです。
けれども、ベンゾジアゼピン系の薬であっても、正しい量を適切な期間使用し、医師と相談しながら減量すれば薬が止められなくなるようなことはありません。
最近ではベンゾジアゼピン系以外の構造の睡眠剤も種類が増えています。
薬物療法の基本は“必要な時に”“必要な種類の薬を”“必要な分量”飲むことです。

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